残業代を請求するにあたって,重要になるのは,どのくらいの時間の残業をしていたかになります。
ご存じのとおり,残業代の請求は時間単位で計算をします。
このため,どのくらいの時間働いていたかは,残業代を請求するにあたって一番の核となり,
この時間が証明できなければ,裁判手続で残業代が認められない結果にもつながりかねません。
では,どのように残業時間を証明することになるのでしょうか。
手段としては
・タイムカード
・送受信した電子メール(メールの送信時間)
・業務日報
・シフト表
・出退勤表
・パソコンを立ち上げと立ち下げのログデータ
などを用いて証明した事例があります。
いずれも,退職してしまった後は証拠として入手しにくいものです。
残業代を請求したいという場合には,退職する前に出退勤の証拠資料を集めておくことが重要になります。